五反田敗北の女相撲オリジナル小説

二人の女王様に支配された男 ― JURIとRINの地下相撲
湿った地下道を抜けた先に広がる小さな土俵。
そこに呼び出された男の前に、二人の女王様が立ちはだかっていた。
JURI――妖艶な微笑みと、豊満な肢体を纏う女王。
RIN――ギャル風の装いながらも挑発的で、楽しむように支配する女王。
二人が相手。ただし、同時ではなく、一人ずつ順番に男と取り組む。
それだけでも充分に苛烈な試練であることを、男はまだ理解していなかった。
第一幕:JURIとの対峙
「最初は私が相手よ。」
JURIが土俵に足を踏み入れると、その場の空気が一気に張り詰める。
彼女の目線は男を見下ろし、まるで全てを見透かしているかのようだった。
「ふ、二人がかりじゃないなら…まだやれる!」
強がる男に、JURIはそっと微笑む。
「その自信、すぐに壊してあげるわ。」
合図と同時に、JURIが鋭い突きで迫る。男は必死に受け止めるが、その美しい身体から繰り出される力は想像を超えていた。
「くっ…強い…!」
耳元に近づき、JURIが囁く。
「もっと声を出して。崩れるあなたを…見たいのよ。」
男の足が土俵際に追い詰められ、ついに踏ん張りを失った。
男は押し出される。
「フフ、終わり。あなた、もう立てないんじゃない?」
JURIは涼しい顔で土俵を降り、次の女王に視線を送った。
第二幕:RINの登場
「次はあたしの番ね。」
軽やかに登場したのはRIN。ギャル風の笑顔を浮かべ、腰に手を当てて男を挑発する。
「さっき負けたばっかりで、もう立てないんじゃないの?」
「ま、まだ負けない!こんなところで終わるか!」
男は膝を震わせながらも構える。
「フフッ、その必死さ…嫌いじゃないわよ。でもね――女に押し潰される快感、覚えて帰ってもらうから。」
開始の合図。RINは素早く踏み込み、突きで押しながら隙を狙う。
男が必死に受け止めたその瞬間、RINは腰をひねって投げを打ち込む。
「ぐっ…!」
男の身体は宙を舞い、土俵に叩きつけられた。
見下ろすRINは、明るくも妖しい笑みを浮かべる。「もう限界でしょ? その顔、すっごく可愛いよ。」
男は立ち上がろうとするが、再び押し込まれ、最後は完全に土俵外へ。
土俵際に崩れ落ちる男。
JURIとRINが並び立ち、その勝ち誇った笑みを見せる。
JURI「結局、私たちに敵うはずがないのよ。」
RIN「そうそう。ここはあたしたちの舞台。男はただ転がされるだけ。」
「…参りました…二人には…敵わない…」
男は力尽き、息を荒げながら敗北を認めるしかなかった。
二人の女王様は静かに微笑み、男を完全に支配したことを誇示する。
妖艶で挑発的な笑みを浮かべながら――。